共産中国にしてやられるアメリカ―民主台湾の孤立を招いた歴史の誤り



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シナ中共の全体主義体制「奴役制度」を告発する

中国の民主化の星といわれた胡耀邦主席のブレーンであった著者は、胡耀邦主席失脚の後、米国に亡命し、現在は台湾で政治顧問をされている。

著者は、共産主義の本質を「奴役制度」にあるとする。それは共産党の一党独裁の下で、人民は人類の普遍的価値である自由を奪われ、人間としての尊厳を失い、奴隷のような生活を強いられてきたという現実を指すものである。共産党の専制支配の下で、自由陣営に対して閉鎖戦略を採り、人民の消費を極度に圧縮して、国家の資源と人力を核兵器などの特定の目標に集中投入し、短期的成功を収めてきた、それが共産中国である。

いずれにせよ、北朝鮮問題も、結局は中国問題に行き着く。中国の「奴役制度」政府を変えぬ限り、これと同質の北朝鮮「奴役制度」を変えることはできない。拉致問題も含めて、われわれは北朝鮮以上に中国の体制転換を迫る様々な施策をとることが、われわれ人間的な生き方のできる国家としては求められているといえよう。そのためには、日本国の国力を解放すべく、憲法改正及び米国との核兵器同盟も含めて模索されなければなるまい。国家は力を持たぬ限り、他国の体制を転換させる(拉致等の問題を解決することにつながる)ことを実現することはできないからである。中共国家の本質を知る本として、必読の良書である。



草思社
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