アジアで暮らすとき困らない本―タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア



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アジアで暮らすとき困らない本―タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア
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本書はタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアに長期滞在が決まった人のための実践的な生活ガイドである。

著者は、衣食住に始まり、引っ越しから帰国準備まで、現地滞在者に膨大なアンケート調査を行った。それをもとに、どんな疑問にも答えようというものだ。たとえば、現地では何が手に入り、何が手に入らないのかの情報 ――日本食品から医薬品、子どもの文房具に至るまで ――のほか、東南アジアならではの使用人との雇用関係をスムーズに進めるための本音のノウハウ、現地の言葉の効率的な学び方や学校案内までを網羅する徹底ぶりだ。本書を読んでいると、アジアで暮らす不安より、これからの異文化での体験をどう楽しもうかという気にさせられる。

気になる医療と教育に関しては、飲料水の問題に始まり現地での出産や緊急医療まで、それぞれの医療機関についてかなり詳しく説明。子どもの教育についても、幼児のプレイグループや日本人学校の情報(日本の学校とどう違うか時間割なども紹介して解説)が事前に入手できれば安心して暮らせるというものだ。

?「先輩駐在員からちょっと一言」というコラムでは、現地滞在者ならではの本音トークが聞かれ、読み物としてもおもしろいだけでなく、現地の様子がよくわかる。また、これらの国が気に入って2度、3度と出かけるリピーター旅行者にとっても、本書は要チェック。現地で暮らす日本人御用達のスーパーやレストラン、ショップ(なぜか旅行ガイドブックにはこれらの店があまり紹介されていない)の情報が得られる。値段も現地並みで、日本人の好みを熟知している店ばかりというから、行かない手はない。シンガポール編で紹介されているホーカーセンター(屋台村のようなもの)はそのよい例で、現地の食を楽しむのにはもってこいだ。(祐 静子)




ジャパンタイムズ
シンガポールに暮らす(第2版) (海外に暮らすシリーズ)